皆さんは、子どもの頃どんなアニメを見ていましたか?昔はYoutubeもなかった時代。家族で食卓を囲みながら、名作アニメや映画、金曜ロードショーなどを見ていたのが思い出深いという人も多いですよね。大人になった今、学業や仕事、家事に育児と大忙しな私たちは、なかなか幼少期の名作アニメを思い出すことも少なくなってきたかもしれません。この記事では、懐かしい思い出のアニメを7つ厳選してみました。子どもの頃見ていた作品があったら、ぜひこれを機にもう一度見てみてはいかがでしょうか?童心を取り戻したり、あの頃とは違った心持ちで視聴できる作品に出会えるかもしれません。
思い出深い…もう一度見たい名作アニメ7選
ドラえもん
今の30代以上の人たちにとって思い出深いドラえもんといえば、現在の世界観とは少し違う、大山のぶ代さんのドラえもんではないでしょうか。キャラクターデザインもよりポップで可愛らしくなった現代のドラえもんと比べると、原作漫画のストーリーを忠実に再現していた初期のドラえもんは、物語やセリフの1つ1つが味わい深く、教訓も多いアニメでした。子どもながらに、ドラえもんがいつも近くにいるのび太が羨ましかった記憶がありますが、当時のドラえもんからは「道具に頼ってばかりでは成長できない」「自分でチャレンジすることが大事」という、これからの社会を生き抜いていくために必要な学びをたくさん得ました。
機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダムは、主に男性が子どもの頃見ていたSFアニメだと思いますが、リアルな戦争シーンが印象的でしたよね。ロボットや戦いシーンに夢中になる一方、人間同士が恨み合い、命を奪い合っていくセンシティブなストーリーは、大人になるにつれて重みが理解でき、とても学びの深い物語だったことが分かりますよね。幼少期にガンダムを見た人は、戦争に対する認識や理解を深めるため、子どもと一緒に再び見ているという人も多いんですよ。
火垂るの墓
戦争を舞台にした悲劇として知られる名作アニメ。第二次世界大戦中の日本を舞台に、2人の戦争孤児が生き抜く姿を描いています。子どもにも見せたいと思う反面、ストーリーや描写が過激でヘビーなため、大人向けアニメと言われることもあるくらいなんですよ。実はこの『火垂るの墓』は、作家の野坂昭如氏が実際に体験した戦争や被爆に関するフィクション作品。ベースは火垂るの墓 実話なので、作品内の描写はかなりリアルですよね。小さな妹を懸命に守り抜き、ドロップを与えますが、やがて妹に先立たれてしまう…そんな悲痛な主人公がまだ14歳という年齢だったという衝撃の事実も、大人になってもう一度鑑賞すると、捉え方が変わってくるかもしれませんね。
魔女の宅急便
ヨーロッパを舞台に、13歳の魔女・キキの生き様を描いた物語。パートナーで黒猫のジジとともに暮らすキキは、魔女の修行のため海辺の町をさまようことになります。ほうきにまたがり空を飛べる魔女のキキは、宅急便屋として生計を立てていくことに。町の人々と出会い成長していくキキですが、ある日悪天候で遭難した子どもたちを助けるため魔法を使います。その強い魔力ゆえ、魔法の力を失ってしまったキキ。それまで魔法の力で人間の言葉を話せていたジジも、普通の猫に戻ってしまうのです。ジジが突然話せなくなったラストシーンは衝撃で、涙を誘う場面でもありましたが、キキとジジの絆や友情が描かれた、とても重要なクライマックスでしたね。
美少女戦士セーラームーン
今で言う『プリキュア』の位置づけにいた、『美少女戦士セーラームーン』。女の子に人気の可愛い戦士モノは、時代とともに置き換わってきました。が、世代を超えて愛されているのはダントツでセーラームーンなのではないでしょうか。戦士たちのキャラクターが個性的で、「推し」がいたという人も多かったですよね。敵と戦うだけでなく、愛や友情、家族の絆など、人間模様が描かれた深みあるストーリーもまた、大人から子どもまでみんなを夢中にさせた特徴でした。戦う美少女というスペックに、戦士たちの仲の良さ、個々の性格や魅力など、当時の少女たちの憧れや夢が詰まったアニメでしたよね!
となりのトトロ
誰もが知る日本の名作・となりのトトロ。謎の生き物・トトロと、主人公のサツキとメイが繰り広げる摩訶不思議な世界の物語。田舎町に越してきて、ひょんなことから森の奥でトトロと出会うサツキとメイは、自然と共に生きる神秘的な存在・トトロと絆を深めながら成長していく、優しく心温まるファンタジー作品でした。描かれる自然の美しさや、映像美と絶妙にマッチするサウンドトラックも人気を呼び、今なお愛される名作となっていますね。子どもが小さくても、視覚的に楽しめる作品なので、家族で見たいアニメの1つともされていますよ。
スラムダンク
男女問わず人気だった学園アニメ。高校のバスケットボール部の人間模様をテーマに、諦めない心やチャレンジすることの大切さを教えてくれた作品でした。主人公をはじめ、バスケットボール部のチームメイトやライバル校の選手たちもとにかく個性的。それぞれがぶつかり合いながらも思いやり、成長していく姿に思わず感情移入してしまいましたよね!バスケットボールのシーンは迫力満点で、繊細なアニメーションとリアルな演出により、まるで自分がコートに立っているかのような臨場感も味わえるアニメでした。
まとめ
日本のアニメや漫画は世界的に有名で、多くの人々に愛されてきました。中でも「名作」と呼ばれる作品は特に多くの人々に支持されて、その魅力を見せつけてきましたね。この記事では、日本の名作アニメについて紹介してきました。個性的で魅力的なキャラクター、迫力あるシーン、そして感動的なストーリー展開が含まれ、多くの人々にとっての青春の1ページを彩ったものでしょう。今でも多くの人々に愛され続けている名作揃いなので、まだ見たことのない作品があれば、ぜひこれを機に見てみてくださいね!