サザン大森隆志脱退理由は？復帰の可能性や現在何してるかも調査

2025年12月11日

サザンオールスターズに欠かせない一人のギタリスト大森隆志（おおもりたかし）さん。サザンの初期から中期におけるサウンドを支え、桑田佳祐さんとは学生時代からの盟友でもありました。しかし、2001年に突如としてバンドを脱退されました。この記事では、元サザン大森さんの脱退理由や、復帰の可能性や現在の活動について徹底的に調査・解説します。

ギタリスト大森隆志のプロフィール

まずは、大森隆志さんがサザンオールスターズでどのような存在だったのか、基本的なプロフィールと功績を振り返ります。大森隆志さんは、1956年12月12日生まれ、岡山県岡山市の出身で、きっかけは青山学院大学在学中の事でした。彼は同じ大学の音楽サークル「ベターデイズ」に所属しており、そこで桑田佳祐さんや関口和之さんらと出会います。

サザン結成時のオリジナルメンバーであり、リードギターを担当。バンドのサウンドメイキングに深く関わってきました。

ライブでも盛り上げ担当として活躍

大森さんのギタリストとしての才能が光るのが、サザンの代表曲「いとしのエリー」です。あの哀愁漂う印象的なイントロのフレーズは、大森さんが考案したと言われています。また、彼はバンド内でのムードメーカー的な存在でもありました。

ライブでは「ター坊」の愛称で親しまれ、桑田さんとの軽妙な掛け合いや、コミカルなパフォーマンスで会場を盛り上げる役割も担っていました。ファンにとっては、桑田さんの隣で楽しそうにギターを弾く大森さんの姿は、サザンの風景そのものでした。

元サザン大森さんの脱退理由は？

2001年8月7日、サザンオールスターズの公式サイトにて、大森隆志さんの脱退が突然発表されました。2000年8月の「茅ヶ崎ライブ」以降、休養期間に入っていた彼ですが、そのままバンドに戻ることはありませんでした。当時、所属事務所や本人から発表された脱退理由は、「ソロ活動に専念」、「心身のリフレッシュ」というものでした。

前向きな理由を説明されましたが、デビュー以来苦楽を共にしてきた仲間との別れにしてはあまりにあっさりとしており、多くのファンが違和感を覚えたのも事実です。脱退についての噂は以下の通りです。

妻の影響と宗教問題

脱退の裏側にあるのではないかと噂されたのが、宗教の問題です。大森隆志さんは、1997年頃に12歳年下の一般女性・涼子さんと結婚しています。この奥様が熱心な創価学会の信者であり、結婚後、大森さんも入信したと言われています。

ネット上の噂や週刊誌の報道では、大森さんがライブ会場の楽屋などで他のメンバーやスタッフに対し、熱心な勧誘活動（折伏）を行っていたとされています。公私混同を嫌う桑田佳祐さんが、バンド活動に宗教を持ち込むことを良しとせず、修復不可能な溝が生まれたのではないか、という説が根強く残っています。

金銭トラブルとメンバー間の不仲

もう一つ囁かれているのが、金銭トラブルです。大森さんは社交的な性格で交友関係も広かったようですが、一方で浪費癖があったとも噂されており、多額の借金を抱えていたという説があります。また、サザンという巨大なバンドの中で、金銭感覚のズレや権利関係でのトラブルが生じ、それがメンバー間の不仲に繋がったのではないかとも推測されています。

バンドという運命共同体において、金銭や信仰のズレは致命的な亀裂を生むことがありますが、大森さんの場合も例外ではなかったのかもしれません。

2006年の逮捕事件との関連

元サザン大森さんの脱退理由を調べる際、必ず出てくるのが「逮捕」というキーワードです。しかし、時系列を整理すると、大森さんが脱退したのは2001年。彼が覚醒剤取締法違反および大麻取締法違反の容疑で逮捕されたのは、脱退から5年後の2006年のことです。

したがって、薬物で逮捕されたから脱退させられたというのは間違いです。とはいえ、脱退前から薬物に手を出していた可能性を疑う声もあり、素行の悪さが遠因となってバンドを追われたのではないかと見る向きもあります。

脱退後の逮捕事件と桑田佳祐の反応

2006年5月、大森隆志さんは横浜市の自宅敷地内で覚醒剤と大麻を所持していたとして、妻とともに現行犯逮捕されました。このニュースは日本中を駆け巡り、サザンのメンバーにも大きな衝撃を与えました。かつての盟友の逮捕を受け、桑田佳祐さんは自身のラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」でこの件について言及しました。

桑田さんは、ショックを隠しきれない様子で「大変驚いている」「残念だ」と語りつつも、「馬鹿野郎と言ってやりたい」と厳しく断罪しました。