みんなでわいわい!行楽シーズンにおすすめポーカーのルール

世界で娯楽の一つとして誰もが知っているカードゲーム「トランプ」。日本でもお正月やパーティー、修学旅行などで良く遊びますよね。七並べや大富豪、ババ抜きなど、日本独自の遊びも数多く存在します。今回はそんトランプのなかでも、王道といっても過言ではないゲーム「ポーカー」について紹介していきます。

ポーカーの歴史

ポーカーについて紹介する前に、ポーカーの歴史を少し紹介していきます。ポーカーの歴史は諸説あり、確信的な情報がないので様々な議論が行われています。その中でも有名な説が、中世ペルシャのゲーム「アス・ナス( as nas )」。このゲームがポーカーに非常によく似ているため、それが原型だったとされています。そして、1800年代の初頭に流行ったフランスの「ポーク(Poque)」から現在の語源「ポーカー」になったとされています。

ポーカーの種類

皆さんはポーカーには100種類を超えるルールがあると知っていましたか?日本で親しみの深い5枚の手札を使ったポーカーは「ドローポーカー/クローズド・ポーカー」のひとつです。ポーカーの中でも、現在最も普及率の高いのが、1990年代から流行り始めた「テキサスホールデム」です。プレイヤーの手札が2枚で場にはカードが5枚出されるポーカー。多くの映画に登場したり、カジノ大会でプレイされたりするのもこちらの「テキサスホールデム」です。

テキサスホールデムのポーカー ルール

今回は、初心者にもわかりやすいようにテキサスホールデムのポーカー ルールを少し説明していきます。

ルールとしてはとても簡単で、日本人のほとんどの人が慣れ親しんでいる手札が5枚で行われるポーカーと「役」は、ほとんど同じです。そのかわり、テキサスホールデムでプレイヤーに配られる手札はたったの2枚のみです。そして場には、全員が見られるように最大5枚のカードがディーラーの手によって徐々に場に出されていきます。これが「コミュニティカード」です。自分の手札とコミュニティカードを合わせて役を作っていきます。

テキサスホールデムの流れ

テキサスホールデムは大きく3つに分けることができます。試合、ゲーム、ラウンドに分けることができます。以下にテキサスホールデムの大まかな流れを説明します。

試合

1試合の中で、1ゲーム、1ラウンドと段階が分かれています。

ゲーム

1ゲームとは、カードが配られてから、役を揃えて賭けチップを巡る一連の試合の流れ。

ラウンド

1ラウンドとは、プレイヤーがチップを順番に「ベット(賭ける)」を1周する事を指す。

手札が配られた後、自分の手札を確認し順番に「ベット」するラウンド「ベッティングラウンド」が開始します。場の状況によって、その呼び方は異なっていきます。

  • プリフロップ

コミュニティカードが場にない状態。手札2枚のみ。

  • フロップ

3枚のコミュニティカードが、場に出された時。

  • ターン

4枚目のコミュニティカードが、場に出された時。

  • リバー

5枚目のコミュニティカードが、場に出された時。

ポーカーの魅力

ではなぜポーカーが人気のゲームなのか?それはポーカー特有の「駆け引き」が多くのプレイヤーを魅了しているからです。皆さんも知っている「ポーカーフェイス」という言葉。これは「澄ました顔、無表情」という意味合いで使われがちですよね。ポーカーをプレイする際に強い手札(例:Aのワンペア)が来たとして、表情に出してしまうと、相手にわかってしまうからです。逆も然り、悪いカードが来たけど「ブラフ(ハッタリ)」しても、緊張した顔をしていると、すぐブラフだと見抜かれてしまいます。そういった駆け引きをしながら、いつ勝負に出るべきか、降りる時か、がポーカーの世界では重要になってきます。そしてプレイヤー同士の読みあい、

ポーカーの役(強い順)

  • ロイヤルストレートフラッシュ

一種類のスート(クローバーやスペードなどの記号)で最も数位の高い5枚(10、J、Q、K、A)が揃った役。

  • ストレートフラッシュ

一種類のスートで5枚の数位が連続して揃った役。ロイヤルストレートフラッシュと違う5枚が揃った場合です。

  • フォーカード

同数位のカードが4枚揃った役。フォーカード同士の場合は数字の強い方が勝ちとなります。

  • フルハウス

同数位のカード3枚と残り2枚もペアである役。(例:5、5、5、8、8)

  • フラッシュ

一種類のスートのみで構成された役。

  • ストレート

5枚のカードの数位が連続して揃った役。

  • スリーカード

同数位のカードが3枚揃った役。

  • ツーペア

数位で揃えたペアが2組ある役

  • ワンペア

数位で揃えた役が1組ある役

  • ノーハンド

何も揃っていない時、役なし。

  • カードの数位は”A”(エース)が最も強く、以下”K, Q, J, 10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2”の順となる。
  • ストレートで”A”(エース)を使う場合は、”2” もしくは ”K”(キング)のいずれかにしか使えない。
  • カードのスーツ(柄)によるランク付けは行わない。手役を構成するカードの数位を基準とする。
  • ツーペア同士の勝敗は ”高ランクのペア” → ”低ランクのペア” → ”余った一枚” の順で決める。

世界最大規模の大会「WSOP」

ポーカーの世界最高峰の大会とも知られている「World Series of Poker」略して「WSOP」。1970年から開催されており、ポーカーのオリンピックと呼ばれることもある歴史ある大会の一つです。今回紹介した、テキサスホールデムだけでなく、様々なルールのポーカーでのトーナメントがあります。

毎年5月末〜7月末の役2ヶ月間にわたって、アメリカのラスベガスで開催されており、毎年賞金額に変動はあるもののメインイベントでは過去に「1200万ドル」、日本円に換算すると、役10億円を超える優勝賞金額がもらえます。メインイベントでのファイナリスト9名に残るだけでも100万ドル(役1億円)が保証されており、多くの人に賞金が送られます。夢のようなチャンスで億万長者になるために世界各国のプレイヤーが集まります。

最後に

今回は、「ポーカー」ついて紹介しましたが、どうでしたか?日本人のプレイヤーもWSOPに参戦しており、ファイナリストや優勝など、好成績を残しています。ポーカーが好きなら調べてみるのもいかもしれません。