2025年6月、TOKIO解散というニュースが大きな衝撃を与えました。1994年のデビュー以降、メンバーの脱退などがありながらも活動を続けていましたが、解散という決断に至るまでに何があったのでしょうか?
今回は、TOKIO解散の理由を時系列でまとめました。脱退したメンバーに何があったのか、そして現在は何をしているのかを解説していきます。
TOKIO解散の理由
TOKIO解散の直接的な理由は、国分太一の脱退です。
当初は国分太一の無期限活動休止を発表していましたが、短期間で方針を変更。メンバーで話し合い、これまでと同じように活動を続けることは難しいと判断したといいます。
確かに、問題行為の重さはもちろん、メンバー2人で活動を継続することは難しかったのかもしれません。TOKIOが解散に至るまでの動きを時系列で見ていきましょう。
山口達也の脱退
TOKIO解散の理由・1つ目は山口達也の脱退です。
山口達也は2018年、仕事で知り合った女子校生に対する強制わいせつ容疑で書類送検されました。当時の山口達也はMCの仕事を中心としたレギュラー番組を掛け持ちしていましたが、被害者は受け持っていた番組の共演者であることが発覚。
4月26日の謝罪会見では無期限謹慎処分が発表されましたが、30日には山口達也が辞表を提出し、脱退することになりました。
長瀬智也の脱退
TOKIO解散の理由・2つ目は長瀬智也の脱退です。
長瀬智也は2021年3月31日にTOKIOとジャニーズ事務所からの脱退を発表しました。脱退の理由は「裏方としてゼロから新しい仕事の形を創り上げていく」と発表されましたが、それだけではなかったようです。
もともとアイドル枠での活動を窮屈に感じていたことに加え、山口達也の脱退によって音楽活動ができなくなり、辞めたいという気持ちが強くなっていったといわれています。
TOKIOの顔ともいえる長瀬智也の脱退は、グループにとって大きなダメージとなりました。
国分太一のコンプライアンス違反
TOKIO解散の理由・3つ目は、2025年6月に発覚した国分太一のコンプライアンス違反です。
山口達也と長瀬智也の脱退というピンチを乗り越えてきましたが、国分太一が起こしたコンプライアンス違反は大きな波紋を広げました。
旧ジャニーズ事務所の性加害問題も解決していないため、これまで以上に厳しい目を向けられるのは当然のことなのかもしれません。
不祥事の内容
国分太一が起こしたコンプライアンス違反の内容は、詳細が一切公表されていません。
最初に会見を開いた日本テレビも沈黙を貫き、単独で会見を行った松岡昌宏も「わからない」と回答していました。しかし、マスコミ各所は週刊誌を中心に、男性スタッフへのセクハラ行為疑惑を報じています。
TOKIOが出演していた日本テレビの番組といえば、『ザ!鉄腕!DASH‼』。長年出演していた番組で、ジャニー喜多川と同じような加害行為をしていたのであれば、脱退や解散で済む問題ではないかもしれません。
会社としての責任
TOKIOは長瀬智也の脱退を機に、「株式会社TOKIO」を設立していました。
設立当初は旧ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子が代表取締役社長を務めていましたが、2023年9月30日付けで城島茂が就任しています。松岡昌宏と2人で会社を守っていく責任がある以上、TOKIOの解散は避けられなかったのではないでしょうか。
山口達也との違い
国分太一は山口達也のように、公の場で謝罪会見を行っていません。
本人からコメントはあったものの、何の説明もないまま無期限活動休止という措置が取られたことに対して違和感を覚えた人も少なくないのではないでしょうか。
加えて、山口達也が不祥事を起こした時には「どうしてこういうことをしたのか、話さないといけない」と発言していたため、ますます追い込まれることになりました。
TOKIO解散に関するメンバーの心境
TOKIOは正式な会見を開かないまま解散してしまいましたが、メンバーはどんな気持ちでその日を迎えたのでしょうか。
1994年のデビューから30年間活動を続けてきたので、それぞれ思うことがあるのかもしれません。解散について全員が揃って出したコメントはありませんが、どのような言葉を残したのか、残ったメンバーと脱退したメンバーに分けてご覧ください。
城島茂・松岡昌宏
TOKIOのリーダー・城島茂は、個人的な想いを語ることはありませんでした。
しかし、2023年には「たとえ1人になってもTOKIOのリーダーを名乗りたい」という言葉を残しています。心からTOKIOを大切に思っていた分、解散はとても辛かったのではないでしょうか。
松岡昌宏は、国分太一へ解散を伝えた時の心境を「奈落の底」だったと表現していました。山口達也に続き国分太一も不祥事を起こし、心が折れる寸前だったそうです。
山口達也・長瀬智也
松岡昌宏はTOKIOの解散について、脱退した山口達也と長瀬智也には報告していないことを明かしていました。そのため、2人からは解散に対する正式なコメントは出ていません。
ただ、長瀬智也は自身の公式インスタグラムで「ヤラセだらけの世界に疲れたらレースをおすすめします。」というコメント付きのストーリーを残しています。
意味深な言葉は誰に対するものなのか不明ですが、TOKIO解散に対しての想いは特に無いのかもしれません。
TOKIO元メンバーの現在
TOKIO元メンバーの山口達也と長瀬智也は、現在次の活動をしています。
- 山口達也:「株式会社山口達也」を設立して、講演活動を行っている
- 長瀬智也:バンド「Kode Talkers」で音楽活動をしながら、バイクレースに参加
アルコール依存症が原因で度々不祥事を起こした山口達也は、自らの経験を生かし、講演活動や企業向けの危機管理セミナーを開催しています。
長瀬智也は音楽活動をしながらバイクや釣りなど、趣味を楽しむ様子をインスタグラムで発信中です。
まとめ
今回は、TOKIO解散について解説したしました。TOKIOの解散は、国分太一によるコンプライアンス違反が理由です。これまでに山口達也が起こした強制わいせつ事件や長瀬智也の脱退もあり、国分太一の不祥事はとどめとなってしまいました。
解散後、城島茂と松岡昌宏はそれぞれの活動を続けていて、国分太一は今も休業中とみられています。