『ロシアの絶望』と呼ばれるスケート女子のワリエワ選手がドーピング検査で陽性となってしまいました。
今回ドーピング薬の種類として疑われているのは心臓病の治療で使用される薬だそうですが、以前テニスのシャラポワ選手が陽性反応で失格になった薬と酷似しているという噂も広まっています。
どんな薬を使用したのか、今後ワリエワ選手はどうなってしまうのか?真相を掘り下げていきます。
ワリエワのドーピング薬は心臓病の治療薬だった
ワリエワさんのドーピングに関してはメディアにてこのように発表されています。
カミラ・ワリエワ(15)のドーピング疑惑について、ロシアメディアは検出された禁止薬物は心筋梗塞や心臓病などの治療に使用される「トリメタジジン」だと報じた。
引用:reuters
このトリメタジジンはどのような効果があるのかというと・・
- 心臓への血流を増加させ、血圧の急激な変動を抑制する作用がある。
(米国では使用が認められていない。) - 血流を促進することで心臓が通常以上に反応し、より長く運動したり、より効率的に運動する能力を増進できる可能性がある
- 健康な人に使用すれば、理論的には通常のレベル以上に血流を促進できる
心臓への血流を増加させて、持久力をUPすることができる薬なようです。
ということは、この薬を使用していない選手よりも、使用した選手の方が疲れずに最後まで体力を温存したまま競技ができるということですね。
ちなみに、この薬は世界反ドーピング機関(WADA)により2014年に禁止薬物リストに指定されています。
ワリエワの薬は6年前シャラポワ選手がドーピング違反した薬と酷似!
『ロシアの妖精』と呼ばれた女子テニスのシャラポワ選手も2016年に薬物陽性によりドーピング違反を受け一線から退きましたよね。
実はシャラポワさんが使用していた薬物も、心臓疾患などの治療に使われる薬だったのです。
シャラポワさんは、心臓疾患や糖尿病の治療のために治療用の薬を約10年間、医師に処方してもらい、服用してきたことを記者会見で認めましたが・・
ですが、シャラポワさんの意見に対し世界反ドーピング機関(WADA)のリーディー委員長は
「基本的に心臓疾患などの治療に使われる薬。10代からどうして医師に処方してもらう必要があったのか分からない」
引用:産経スポーツ
と懐疑的な考えを示したといいます。
10代から心臓病の治療薬を服用することはあり得ますが糖尿病の薬として服用することは稀ですよね。
結局のところシャラポワ選手の現役復帰はなく、真相は闇の中ですが世界的に『ドーピングをした』と結論づけられてしまいました。
ワリエワの心臓病の治療は真っ赤な嘘?
シャラポワの件と類似した今回のワリエワの事例・・。
どちらも話が本当であれば、シャラポワもワリエワも持病を幼い頃から抱えながらここまでの強い選手になったということになりますが・・
そんな偶然あるのでしょうか?
しかも、もしそのような病気を背負ってオリンピック出場ということにでもなれば、本当の場合そのことが既にメディアで取り上げられ『サクセスストーリー』となっていたはず。
ネット上では、ワリエワの心臓病を信じるよりもロシアのドーピング依存に関する噂の方が注目されています。
追記:国際検査機関がワリエワのドーピング違反を正式発表
ドーピング疑惑が出た2/10の翌日、北京冬季五輪のドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)はワリエワのドーピング違反を正式発表しました。
この発表に対してロシア側は「これは何かの行き違いだと確信している」との見解を示した上でワリエワの北京五輪での競技続行を容認。
この決断に対して、IOCと国際スケート連盟(ISU)は異議を申し立てています。
禁止されているドーピングを使用した選手の競技を容認したら、もうなんでもありになっちゃいますよね・・w
ドーピング違反が判明したのに試合出場許可が!オリンピックは無法地帯?
2月14日の発表で、ドーピング判定が出たのにも関わらずワリエワ選手が試合に出られることが発表されました。
今回なぜワリエワ選手が出場できることになったのかというと、
- 現在15歳で満16歳以下のワリエワは世界ドーピング防止規定(WADC)における「被保護者」である
- 五輪期間中の検体は陽性ではなかった
ということ。
つまり、16歳以下であればドーピングしてもOKという実例が今回のオリンピックで作られてしまったということになります。
今回のこの件に関してはネット上で様々な批判が上がっているようです。
ワリエワのドーピング疑惑にネット上の声は?
ワリエワのドーピング疑惑に関するネット上の声を見ていきましょう。
ワリエワさんが優勝してもドーピング娘。という印象しか残らないのは可哀想だけど仕方ない。
— ガオガオ (@gaogao_hossiko) February 15, 2022
ワリエワがメダル取ったら表彰台に乗れない残りの二人可哀想
まあ残りの二人もロシア人だろうけど— モアイ? (@Lily72753844) February 15, 2022
ワリエワちゃん、心臓病ってあれだけの活動量で無理があるよ?私のおばあちゃん、同じ薬飲んでたけど歩くだけで息切れしてその薬飲んだらやっと外出できる(きつそうだけど)レベルだよ?頑張ってほしいと思ってたのに、残念。
— く るみ (@Apple_mango04) February 10, 2022
ワリエワ選手ってそもそもドーピングなんて必要ないし、15歳が自らやるとは思えないし、本当に狭心症の薬なら必要なものだから可哀想だし、その薬が引っかかることもわかってるだろうし、これが本当なら周りの人間が悪いと思う。15歳の選手生命を絶たないであげて欲しいよ。
— girlish moon* (@girlishmoon75) February 10, 2022
ワリエワ 心臓病とかならかわいそすぎない?それないと死ぬんなら許してあげても…
— 初心者レベルのエイム kibidango551 (@kibidango551) February 10, 2022
ワリエワちゃんのドーピング疑惑がある事実よりも、心臓の薬だと聞いて健康状態を心配しちゃうんだけど。
— Yuri?? (@lily87ah) February 10, 2022
ワリエワたん普通に心臓の薬であってくれ……………ダメなやつだったとして大人のせいで15歳の少女は基本的にめちゃくちゃな被害者なのだけれど……………
— ぴょん (@vngtvo_ruka) February 10, 2022
心臓の薬って難しいんだね。
15歳なんだから、コーチや国が管理してやれよ。かわいそうに。
この薬とワリエワちゃんのすごさは関係ないだろ。
>RT— Yuki@柴犬さんは13歳 (@Shibainu_Rin) February 10, 2022
真相がとっても気になるニュースですね。
波乱がありすぎる北京オリンピック・・。
最後まで何があるかわかりません。