2022年冬ドラマ『愛しい嘘 優しい闇』、とってもスリルがあって面白いドラマですよね。
皆さんはこのドラマは漫画が原作になっていることをご存知ですか?
ですがその原作となる漫画はまだ完結しておらず・・
現在最新巻(1/13発売)は4巻まで出ていて、5巻は夏頃発売されるそうなのでドラマの終結の方が早いということになります。
ドラマと原作、違う結末で終わるなんてことも考えられるのではないでしょうか?(ドキドキ)
筆者は現在4巻まで全て読み、ドラマも見ているのですが・・
実はこの物語、ドラマと原作漫画では結構違うところがあるのです。
もしかしたらその違いが犯人を考察にあたり重要なポイントになるかも!?
今回は『愛しき嘘 優しい闇』の原作とドラマの違いを解説していきます!
愛しい嘘優しい闇|原作とドラマの違いはどこ?徹底解説!
(この2人めちゃくちゃお似合いですよね)
ここからは、『愛しき嘘 優しい闇』の原作とドラマの違いについて解説します。
(筆者が漫画とドラマどちらも見て、感じとった違いになりますので悪しからず・・)
今後もドラマが進んでいくにあたり追記していきますね^^
中野幸(みゆき)に関して
この物語のキーパーソンとなる『中野幸』。
まだ顔自体はドラマや漫画でははっきりと明かされていません。
ドラマでは誰が演じるのかも楽しみですね^^
その中野幸が物語に登場する初めてのシーンは原作・ドラマで異なります。
ドラマの場合
ミオがタイムカプセルに埋めた自分の日記を読み返し、そこに中野幸が転校してしまったという旨の記載を見つけ当時あった火事のことを思い出す
原作の場合
物語の一番最初が火事で亡くなった中野幸の両親の葬式シーンから。
その際ミオには中野幸が俯きながら笑っているように見えた
原作では、葬式シーンで中野が笑っていたという描写が。
ドラマではまだ描写されていない内容なのでかなりポイントになりそうです。
中野幸家の火事に関して
中野幸の家の火事に関しては、何故家が燃えたのか原作でもドラマでも明かされてきませんでしたがドラマ第4話で真相が明らかになりました。
ドラマの場合
中学生の頃みんなで行った夏祭りの後、広場で花火をしたリョウ・ユウミ・玲子・ナナエ。
(雨宮とみおは、みおが体調を崩し先に2人で帰った)
ロケット花火をして遊んでいた4人だが最後に発射した花火が中野幸家の方向へ飛んでいってしまいその火で家が全焼。
原作の場合
中野幸の家が何故火事になってしまったかは、明かされていない
ドラマ版では、中野幸の火事の原因がりょうの口から明かされます。
原作では一切出てきていない描写であるため、今後はこの件を起点に物語が進んでいくものと考えられます
漫画家の職業に関して
ミオは漫画家を幼い頃から目指して、漫画家の夢を掴みましたよね!
澪が漫画家になった後の展開が原作とドラマでは異なります。
ドラマの場合
ずっと漫画家の仕事を続けている
原作の場合
後輩えりちゃんに原作をパクられた一件もあり、その後退職する。
退職後は本屋のアルバイトとして働く
後輩えりちゃんの荒ぶりも見所なこのドラマ・・。
原作では、その後のえりちゃんの行動も話に大きく関係するため要チェックです
雨宮とミオの接点
学生時代からのミオの憧れの人。雨宮くん。
雨宮くんとの学生時代の接点も原作とドラマでは異なります。
ドラマの場合
ミオが一方的に思いを寄せている描写。地元の夏祭りに行った時熱を出したミオを雨宮が家まで送ってくれた。現状出てきた学生時代の接点はそこだけ。
原作の場合
教室で買っている金魚が死んでしまって悲しんでいたミオに、雨宮が
『お墓を作ってあげよう』と話しかける
ドラマと原作で、ミオと雨宮君の接点が違うのは気になりますね。
ちなみに、中野幸の家の火事はドラマ版で夏祭りが開催された日に起こります。
なんだか気になる違いですよね。
タイムカプセルの掘り起こし・中身
物語の鍵となるタイムカプセルの掘り起こしシーンですが、若干掘り起こすまでの描写が異なります。
ナナエが雨宮のガラケーを持って帰るくだりは原作・ドラマ同じです。
ドラマの場合
■タイムカプセルを掘り起こす流れ
雨宮は途中で帰ってしまうものの、そのまま黙々と探し掘る
■ミオがタイムカプセルに埋めたもの
日記
原作の場合
■タイムカプセルを掘り起こす流れ
なかなか出てこないタイプカプセルを諦めてみんなで二次会に行く。
途中雨宮とユウミは帰らなければならなくなり帰る。
その後諦めきれない!と玲子がいい【ミオ・玲子・ナナエ・リョウ】の4人で掘り起こす
■ミオがタイムカプセルに埋めたもの
将来の自分への手紙
原作のみ、タイムカプセルを掘り起こしているときにミオが3人に昔教室で亡くなった金魚を埋めたことを話し出すシーンがあります。
ミオが、『みんなで誰かの葬式に行ったこと覚えてない?』とみんなに聞くのですが・・みんなは中野の名前も葬式に行ったことも覚えていないのです。
ドラマ版でも、ミオと雨宮以外は中野君の話を避けるようにしている感じがありますが原作でもそれが何故なのか明らかになっていません。
雨宮のガラケーの行方 ※要注目※
物語のキーアイテムとなる雨宮のガラケー。
タイムカプセルに埋められていたガラケーが雨宮の元に戻るまでの流れが原作とドラマで異なります。
原作だとかなり重要になるポイントかと思われますが、ドラマでは描かれていない描写が多いです。
何故あえてドラマでこのシーンを扱わないのかが気になりますね・・。
ドラマの場合
雨宮と会う口実のためガラケーを持って帰ったナナエ。
東京で雨宮とナナエがデートをした時に、雨宮にガラケーを渡す。
その際ガラケーの中身は見ていないと話していた
原作の場合
ナナエが雨宮と会う口実のためガラケーを持って帰る流れは同じ。
だが、ガラケーの中身が気になり充電して中を見てしまう。
そこでナナエは気になる写真を見つけてしまう(なんだったのかは不明)
ドラマではナナエは雨宮のデートの時にガラケーをすぐに返すが、原作だとデートでガラケーをわざと家に忘れて次回もデートをする口実を作った。
そのままナナエは死んでしまったので、ナナエから雨宮にはガラケーが帰ってこなかった
原作では、雨宮の元になかなかガラケーが帰ってこないんですよね。
そして驚きなのが原作では、ナナエが死んだ後何故かユウミが雨宮のガラケーを所持しているのです。(正式にはガラケーのSDカードを所持)
タイムカプセルを掘り起こした時ユウミはその場におらず、雨宮のガラケーの存在を知らないはずなのです。怪しい・・・。
ななえがミオの家に侵入する流れ
雨宮に好意を持っていたナナエ。
ミオと雨宮が2人きりでご飯に行ったことを知って嫉妬したナナエはミオの家に侵入しミオがデートで着用していたワンピースを切り裂きますよね。
実はこのシーンはドラマオリジナルのシーンで原作にはありません。
ななえの最後 ※要注目※
ナナエはドラマ1話で亡くなってしまいます。
(新川優愛さんも出番少なすぎて可哀想w)
ナナエの最後はドラマと原作で異なるのですが、原作の方がより細かな描写が描かれています。
ドラマの場合
1人で渓谷に行き、自撮りをしようとしたタイミングで足を滑らせて落下
(2話の放送でユウミ自身が、『自分がナナエを殺した』と暴露します→殺すきっかけと殺し方は原作とほとんど同じ)
原作の場合
ナナエは雨宮くんと本当は会うはずだった
しかしドタキャンをされてしまい不機嫌な顔で道を歩いているところをユウミと遭遇。
ユウミは道の駅に買い物に行くついでに、ナナエに渓谷に遊びに行こうと誘う。
渓谷の橋を歩いているとき、ユウミはナナエに許せない言葉※1を言われ頭にきて橋から突き落とす
ドラマ1話では、ナナエは事故死として処理されていましたが2話の終了間際、ユウミが『自分がやった』と証言しました。
ななえとゆうみの関係
この2人、ドラマではあまり触れられていないのですが
ナナエとユウミは原作だと同じ短大に通っていたという設定になっています。
ミオに巡ってきた漫画家再出発のチャンス
ミオはドラマでも原作でもプロの漫画家になりたいという夢を持ちながらもなかなか成功しない・・というもどかしさを感じています。
ですが漫画家の後輩であるえりちゃんの事故により、ミオに再度漫画を書くチャンスが巡ってきます。
そのえりちゃんの事故の描写が原作とドラマだとだいぶ異なります。
ドラマの場合
ミオは元々誰かにつけられてて、道路に押し出されて車に轢かれそうになるという怖い事件があった。
その後ミオの傘を借りパクして歩いているえりちゃんが、以前ミオを道路に押し出した人からミオと間違われて道路に押し出され事故に遭ってしまう。
原作の場合
ミオの事件などは一切描写がなく、いきなりえりちゃんは道路に押し出され事故に遭う。
ゆうみが隠れてかけていた電話
夫の正からDVを受けていたユウミ。
実はユウミは隠れて浮気をしていたのです。
まだドラマではそこまでの描写はされていないですが、原作では謎を持たせた形で描写されているのでかなりキーポイントになりそうです。
ドラマの場合
夫の目を盗んで隠れて電話。浮気を匂わせるようなセリフをユウミが言う。
原作の場合
ユウミが夫の目を盗んで電話するところまでは同じ。
原作では会話も描写されており
男側が『僕たちはもう引き返せない』と電話口で話している。
そしてここで、※1のナナエを橋に突き落とすきっかけになった内容ですが・・
渓谷の橋のシーンで交わす会話の中でナナエはユウミが浮気をしていることに気がつきます。
その際、ナナエがユウミを馬鹿にして『あんたも私と同じ』と言う言葉を放つのですがユウミはその言葉に対して『私はあんたと違って彼(浮気相手)に愛されている!』とカッとなりその衝動でナナエを突き落としてしまうのです。
ですがそのカッとなり突き落とす描写の前に、ユウミがこんなことを思い浮かべるのです。
『できなかったってことにして帰ろうか、、でもそんなことしたら彼に、、』
ということは最初からユウミはナナエを殺すつもりだった・・?
その彼=浮気相手がナナエを殺すようにユウミに頼んだかのような言葉ですよね。
ナナエを殺したい=ナナエを知っている男性の登場人物=雨宮または中野幸なのではと考えられますよね。
(リョウはミオのことが好きなので可能性から外しています)
ユウミの不倫相手をめぐって・・
ユウミの旦那は、ユウミが不倫をしていた事実を知ります。
ですが原作とドラマでは、旦那である野瀬が不倫相手として目をつける人物が異なるのです。
ドラマの場合
ユウミが生前、リョウとよく通話をしていた履歴が残っていたことを知った野瀬は、リョウがユウミの不倫相手だと確信します。
原作の場合
ユウミが雨宮のガラケーのSDを持っていたことから、能瀬は浮気相手が雨宮であると確信し帰宅途中の雨宮を待ち伏せしナイフで襲います。
雨宮は刺されましたが運よく生き延びました。
ドラマ第5話では、ユウミの不倫相手が雨宮なのでは?という方向性に向かいそうですが、何故原作版では描写のないリョウの不倫疑惑をドラマ版で挟んだのかが謎です。
ただ、毒入りワインをユウミに渡したのはリョウで間違いありません。何かありそうな・・
原作ではどうなる?話の続きと漫画最新刊(4巻)のネタバレ結末は?
ここからは2022年1月に発売された原作最新作4巻の内容をネタバレしていきます〜!
この先の話を知りたくないよ!という人は見ないでくださいねw
リョウがミオに告白
リョウがミオのことを好きそう・・というのはドラマでもなんとなく伝わってきますよね。
ですが4巻でミオは雨宮と恋人関係になります。
その事実をミオはリョウに伝えるのですが・・その際にリョウはこんな胸キュンワードを放つのです!
『俺は・・お前が幸せならそれでいい。でもお前がもし不幸になりそうだったら・・
俺は全力でおまえを引きずり戻す』
きゅん♡ですよね〜!
中野幸とユウミが不倫?
ユウミが誰と不倫していたのかを探るために、ユウミの車のカーナビ履歴からユウミの行動履歴をチェックすることにしたミオ。
すると、ユウミが1件のレストランに行っていたことが分かりました。
そのレストランの店員に話を聞くとフードを深く被り顔が見えない誰かとユウミがいつも個室であっていたという事実が発覚。
その店員の記憶では、客の1人が『みゆき』という名前の子供を叱る時に呼んだ『みゆき』という名前に、ユウミと一緒に会っていた人間が振り返ったといいます。
つい振り返ってしまったということは、その人が『みゆき』という名前であるから・・という可能性が高いですよね。
ユウミは中野幸と不倫をしていたのでしょうか?
中野は親に虐待されていた
中野幸のことを知ろうとしたミオ達は、当時の担任である先生に話を聞きに行きます。
すると、中野幸は当時親から虐待を受けていたという事実が発覚。
中野幸は両親を憎み、家に火をつけたのではないか?と推測されています。
雨宮はガラケーのSDカードを憎しみを込めて破壊する
雨宮のガラケーのSDカードが
ナナエ→ユウミ→ユウミの旦那→ミオを経て雨宮に渡った時
雨宮はそのSDカードをハサミで破壊するのです。
何か怒りや憎悪の気持ちが渦巻いている表情で・・。
誰に対しての怒りなのでしょうか。
えりちゃんがミオを襲うが・・雨宮の様子が変?
交通事故により怪我をして漫画が描けなくなってしまったミオの後輩であるえりちゃん。
えりちゃんは、自分を道路に押し出したのはミオであると決めつけます。
その為ミオを逆恨みし、包丁で襲うのですが一緒にいた雨宮が阻止。
雨宮はえりちゃんに対し怒っている様子でしたが、ミオと雨宮がその場を立ち去る際
雨宮がえりちゃんに何かを吹き込むのです・・。
えりちゃんは『ハッ・・!』とした顔・・何を吹き込んだのかめちゃくちゃ気になる・・。
雨宮の耳の違和感・・ずっと見ていた耳じゃない・・!
ミオは学生の頃、雨宮に恋焦がれていてこっそり雨宮のスケッチをしていましたよね。
その為ミオは雨宮の顔のパーツを詳しく覚えています。
雨宮が寝ている横顔を見ている時、ミオはとんでもないことに気づいてしまうのです。
(大人になった)雨宮くんの耳が、昔見ていた雨宮くんの耳じゃない・・!
この人誰ええええええええ?!
となるわけです。
ちなみに4巻はこのシーンで完結します。
この先は夏まで読むことができませんw気になるwww
【愛しき嘘 優しい闇】原作とドラマの違いから考える犯人考察
ドラマだけを見ていると、完全に『雨宮犯人説一強』という感じですが・・
最初から怪しすぎる人が犯人というのはなんだかちょっと簡単すぎるのでは?と思うんですよね。
しかも原作では、ドラマ版のような雨宮くんの怪しさみたいなものがあまり見受けられないように思うのです。
(ただミオが好き〜〜!って感じが強い気がする)
確かに雨宮の耳が違う!みたいなくだりはかなり気になる伏線だとは思うのですが・・じゃあ雨宮は中野くんと入れ替わってる!みたいなのって誰もが考察しますよね?w
筆者は原作を読んで玲子が怪しいのでは?と感じています。
【玲子の怪しさポイント】
- タイムカプセルの掘り起こしを諦めなかった
(→見つけたいものがあった) - 弁護士という立場を利用して、やたらいろんな事件に詳しすぎ&首突っ込みすぎ
(→自分が主導権を握るため。自分への疑いの目を逸らすため) - 中野幸のことをひたすらに隠す
玲子は、原作でタイムカプセルの中身に好意を持っていた担任の先生への手紙を入れていたと明かしています。
ただ、それを明かすまでもずっと意味深に隠している素振りだったということと実際にその手紙の実物を見せていません。
先生への手紙を掘り起こしたいがために、一生懸命タイムカプセルを掘り起こすでしょうか?w
玲子がタイムカプセルに埋めた物、それこそがこの物語のキーポイントなのではないでしょうか?
これからどんどん話が進んでいきそうな『愛しき嘘 優しい闇』。
これからの展開が楽しみです!