2021年10月期からスタートした真犯人フラグですが、『あな番』と同じく考察がかなり盛り上がっていますね!
この真犯人フラグもあな番同様ドラマの中にさまざまな伏線が散りばめられているようですが・・その伏線から、犯人(黒幕)は妻の真帆なのではないか?という考察が話題になっています!
どうして失踪している真帆が犯人と言われているのか・・?今回はこちらについて掘り下げていきます。
真帆の名前を変換して並び替えると『犯人真帆』になる!
ネット上での考察や、情報番組スッキリでも紹介された話題の内容ですが、『真帆』という名前に犯人につながる大きなヒントが隠されているということです。
「#みんなの真犯人フラグ」は、視聴者が劇中の母子失踪事件を推理し、真犯人だと思う人物にツイッターで投票し、ランキング形式で毎週発表する企画。
首位の真帆については、同局系の朝の情報番組「スッキリ」(月~金曜午前8時)でも紹介された、真帆の「帆」の字を英語にすると、「フラグ」になることから、“真”犯人が真帆ではないかという考察も有力視されているようだ。
引用:Yahoo!ニュース
この内容を詳しく解説すると・・
まずドラマの名前が『真犯人フラグ』ですね。
この“フラグ”という名前に注目し
“フラグ”を日本語にすると“帆”という漢字があります。
では、真犯人フラグの“フラグ”の部分にこの漢字を当てはめてみましょう。
そうすると・・『真犯人帆』となります。
そして並び替えると・・
『犯人真帆』となります。
真犯人フラグ→真犯人帆→犯人真帆
ドラマの題名と真帆の名前がリンクするということですね。
これだけ失踪事件で騒がせておいて真帆が犯人だったら超どんでん返しですが・・それぐらいの結末がないとあな番を越せないと思うので、もしかすると本当に犯人はマホなのかもしれないですね・・。
引っかかる点もあり?
“犯人真帆”というヒントが本当であれば、かなりびっくりですが少し引っ掛かる点があります。
それは帆という漢字が直接的には旗=フラグを表していないという点です。
帆という漢字は・・
①「ほ(風を受けて舟を走らせる布)」
(例:順風満帆)
②「ほを張って走る船」(例:帆船)
という意味から成り立っています。
直接的に旗=フラグという意味にはなっていない点は引っかかりますが漢字や日本語も様々な意味が含まれているので伏線としてあり得そうなヒントですよね。
失踪当日、早番だったのに遅番と嘘をついていた
真帆は、失踪当日パートのシフトが早番であるのにもかかわらず遅番であると凌介に伝えていました。
これはなぜでしょうか?
考えられる理由としては
- 凌介に黙って会いたい人がいたから
- 一人でやりたいことがあったから(事件にかかわるようなこと)
ではないでしょうか?
ネット上では真帆の浮気説が囁かれていますが①の説だった場合は、
- 住宅メーカーの林さん
- サッカーコーチ
- 凌介の友人二人(日野・河村)
が男性の登場人物の中では有力ではないでしょうか?
真帆自身が浮気をしていて、凌介や子供が邪魔に思えてしまって失踪&何らかの犯行を犯した可能性も考えられます。
【追記】
結局のところ真帆の浮気相手は林であることが判明。
真帆がお酒に酔っていたことから、本当に肉体関係があったのかは定かではありませんが『遅番』と嘘をついたのも林に関係がありそうです。
太宰治の『ヴィヨンの妻』が関係している?
凌介のデスクに飾ってある『ヴィヨンの妻』のキーホルダーを覚えていますか?
何か意味ありげに飾られていたので、伏線な気がしますよねw
このヴィヨンの妻のあらすじを調べてみました。
詩人·大谷は外を飲み歩き何日も家に帰らないことが多く借金を重ね、その妻である「私」(さっちゃん)と幼い子供に貧乏暮らしをさせていた。
ある時、大谷は入り浸っている小料理屋の金を勝手に持ち出して店の主人や女将さんと悶着を起こす。翌日、私は何の当てもないまま私は小料理屋に出向き、金を返す用意ができすぐにそれが届けられるはずなのでそれまで店の手伝いをさせてもらいたいと申し出る。一方、逃げていた大谷はバーで豪遊していたところを問いただされ、その日の夜に小料理屋に金を返しにくる。
それからも私は大谷のその他の借金を返すためだということで小料理屋で働き続け、大谷は相変わらず店に顔を出しつづけ、私は幸せを感じるようになる。それとともに店の客をはじめ世の中の人はみんな後ろ暗いものを抱えながら生きているのではないかと思い至った。
後のまたある日、新聞紙上で大谷を「人非人」と評する記事があった。それを読んだ大谷は、小料理屋の金を盗んだのは本当は家族にいい正月を迎えさせるためのことだったと嘯き、私は人非人であってもなくてもただ生きていられればいいと応えた。
引用:Wikipedia
なんだか凌介と重なる部分があるような気がしますね。
【大谷】
①外で飲み歩き家に帰らない日が続く
②新聞紙上で『人非人』と書かれる
【凌介】
①考察できるとすれば、日野や河村との飲み会?仕事が忙しく帰ってこない?二宮との不倫?など
②ネット上で『犯人だ』と書かれる
ヴィヨンの妻は最後に『私は人非人であってもなくてもただ生きていられればいい』と応えたと言いますが・・言い換えれば、これは人の道に外れた行いをしてもいいということ。
凌介のデスクにあるキーホルダーは妻である真帆が人の道に外れた行いをした=事件を起こしたということを伏線として示唆しているメッセージなのではないでしょうか?
真犯人フラグの内容が映画『ゴーンガール』とそっくり!
『真犯人フラグ』の物語は、全体的にデヴィッドフィンチャー監督の物語を参考にしている可能性が高いです。
というのも、オープニングの映像はデヴィッドフィンチャー監督の『セブン』という作品のジャケットにそっくりです。
(詳しくはこちらの記事で詳しく深掘りしています)
ドラマの中でも若い方の刑事さんが『デヴィッドフィンチャー監督の作品に事件が似ている』とセリフを話すシーンがあったりしますよね。
真犯人フラグの物語自体も、デヴィッドフィンチャー監督の『ゴーンガール』にそっくり!という声がすでにSNS上でも話題になっています。
そこで『真犯人フラグ』と『ゴーンガール』の物語を比較してみました。
ゴーンガールのあらすじ
【ゴーンガール】
公開日:2014年12月
制作国:アメリカ
監督:デヴィッドフィンチャー
■簡単なあらすじ■
結婚記念日に妻が失踪、夫は心配になり警察に捜査を依頼するが実はこの失踪は妻の計画によるもの。
妻はダメ男すぎる夫に憎しみを感じていて、自分が失踪することにより夫に世間の容疑の目を向けて刑で捌きたいという目的があった。
だが結局は妻側もトラブルにより思い通りにいかない部分もあり急遽作戦を変更。
世間で自分の未熟さを謝罪した夫に対し満足感を得たということもあり、夫の元に戻る・・。
夫は妻の本当の目的や行動にも気付いているものの、妻が夫の子を妊娠しているという事実がわかり離れられなくなってしまった。
ゴーンガールは終始ホラーかと思うようなサスペンス映画ですが、結末は・・どんでん返しというか悪い意味で期待を裏切られるような怖い結末が待っています。
真犯人フラグとゴーンガールを比較
ゴーンガールのあらすじもわかったところで、真犯人フラグとゴーンガールのポイントを比較してみましょう。
妻が失踪する
一つ目の共通点は『妻が失踪する』というポイントです。
それぞれの物語を比べてみましょう。
【ゴーンガール】
妻=エイミーは父が作家。
父が書いた本のモデルになっているということもあり地元ではちょっとした有名人。
現在はライターとして活躍していて人望も厚い。
だが突然結婚記念日に突然失踪。子供は残したまま。
【真犯人フラグ】
妻=真帆はスーパーでパート勤務をするしっかり者。
家庭や職場でいつも明るく誰からも好かれる性格をしている。
ある日パート勤務を終え娘と息子と一緒に突如失踪してしまう。
妻が失踪してしまうポイントとしては、明るく人望の厚い素敵な妻が突然失踪してしまう点が共通しています。
ですが、子供と一緒に失踪してしまうのか子供を残して失踪してしまうのか、という部分が異なるポイントになります。
夫に容疑の目が向けられる
両作品とも、妻の失踪にあたり夫が怪しいと疑われてしまう点が共通しています。
【ゴーンガール】
妻が失踪しているのにも関わらず不審な行動を取ったり、会見でしどろもどろになって段取りよく話せない・・など世間が不可解に感じる行動が多く『夫がやったのでは?』と疑われてしまう。
【真犯人フラグ】
妻が失踪しているのにも関わらず友人のバーで酒を飲んでいたり、保険金を妻にかけている、失踪前に旅行をキャンセルしている・・など『夫がやったに違いない!』と思われてしまう行動が徐々に明るみになり世間から疑われてしまう。
夫が疑われるポイントに関しては両作品ともほとんど同じストーリーです。
夫が総じて『ダメ男』であるという部分も少し似ている感じがしますよね。
(凌介は『ダメ男』というよりかは、どこか抜けている?という感じが強いですね)
社会情勢も描かれている
両作品は作品を通して社会情勢を描き映し出しているという点も共通しているポイントです。
【ゴーンガール】
- 夫婦の問題
- メディアの報道について
- 警察の問題・・など
【真犯人フラグ】
- メディアの報道について
- SNSが発達したことによる問題点
- 人間模様、人間関係
この3つのポイントを比べてみると、物語の構成が似ていることがわかります。
真犯人フラグがデヴィッドフィンチャー監督の作品を参考にしているかどうかは、公式な情報が出ていないため確実なことは言えませんが・・
- オープニングがセブンという作品に似ている
- ドラマの中でデヴィッドフィンチャー監督の名前が出てくる
という点もあり、ゴーンガールを参考にしている可能性は非常に高いと考察できますね。
アツト君やアカリちゃんは真帆に脅されている?
2022年の真相編に移り変わってから、子供たちが少しずつ出てくるようになりました。
ですが出てくるようになった途端、凌介が不利になるような発言ばかりが出てきますね。
アツト君→『お父さんがママを殺した』・凌介をみると怖がる
あかりちゃん→『私のお父さんが全部やりました。私のお父さんを○してください』
これが全て真帆の仕業だとしたら・・?
先ほどまでの考察である、ゴーンガールの筋も通りますよね。
全ては凌介を陥れるため。
真帆が子供達に刷り込みを行い、脅している可能性も十分に考えられます。
真犯人フラグの犯人真帆説についてのみんなの声は?
ここまで、真帆が黒幕なのではないか?という考察をしてみましたがネット上ではどのような声が上がっているのでしょうか?
皆さんの声を一部ご紹介します。
失踪の黒幕は奥さん(真帆)っぽい。
冒頭で旦那さんが
「一番怪しくない人が真犯人だったりする」というのが伏線、前振りに
なっているんだと思う 。
これからどう転ぼうと真帆を
疑いながら最終回まで見守ります。#真犯人フラグ— デフォルメ控え目 (@sihukukaijin) October 10, 2021
微妙な家族写真
からの予告を見ると…
菱田が林に「真帆さんと不倫してたの知ってますよ」って言ってるように思えてきたこの写真を撮った頃には 関係を清算してて 真帆はマイホームで幸せ家庭を 林は結婚して幸せ家庭をという風に見えちゃった
踊らされてるかなw#真犯人フラグ#真犯人フラグ考察 pic.twitter.com/bdOxx3gsAv— あまね (考察用) (@amane_drama) November 12, 2021
西島と真帆さんの会話が噛み合わなくて真帆さんが苛つく描写がたまにあって・・・つまり首謀者が真帆さんだとしたら桜井ユキは協力者なのかもしれないね、つまり真帆さんと桜井ユキは本当に親友だった。
協力者は他にもいくらでもいるよ。
(芳根の服がかわいい?)5話は面白かった。#真犯人フラグ pic.twitter.com/4aYspWf4En
— ❥❥りょっちーずびーふ (@maegamiprincess) November 15, 2021
真帆が犯人だとすると
この場合は誘拐というより家出。
子供を連れて逃げるくらいなのだから、凌介は家庭内では酷い夫だったとか何かの理由で別居や離婚を考えていたはず。凌介の不倫をでっち上げたり、会社を辞めさせたりすることは、親権や慰謝料をめぐる争いで有利になるため画策、の可能性も。
— きりあ (@akirishima333) November 13, 2021
やはり皆さん不倫に関してや、凌介の『一番怪しくない人が〜』のセリフなどから真帆が黒幕なのでは?と考察しているようですね!
真犯人フラグ黒幕犯人は真帆が濃厚!まとめ
今回は真帆が黒幕なのでは?という内容を掘り下げてみました。
凌介は、1話の冒頭に『一番怪しくない人が真犯人だったりするんだよね』と笑って話していましたよね。
凌介にとって一番犯人に見えない人は妻の真帆なのではないでしょうか・・?
ドラマが進んでいくにつれて、ドキドキ感が増す『真犯人フラグ』、今後の展開がとても楽しみですね・・!
真犯人フラグのHPには重大なヒントが隠されいるみたいですし、色々なところに伏線が張り巡らされていそうですよね!
最後までお読みいただきありがとうございました。